残業代、6年ぶりマイナス=実労働、初の1800時間割れ−08年勤労統計

 厚生労働省が3日発表した2008年の勤労統計調査(速報値)によると、1人あたりの月平均の現金給与総額は前年比0.3%増の33万1026円と、2 年ぶりに増加した。ただ、このうち残業代などを示す所定外給与は、不況による休業や残業の減少が響き、1.5%減の1万9448円で、6年ぶりのマイナスに転じた。また、年間総実労働時間は1792時間と、2年連続の減少。現行方式で調査を始めた1990年以来、初めて1800時間を割り込んだ。 (時事通信)